近年、過重労働や労働形態の変化が誘引となる脳・心臓疾患やメンタル不調が増加しており、その予防・早期対応が事業主・労働者双方にとって喫緊な課題となっております。その対策の一環として、産業医を選任する義務のない労働者50人未満の小規模事業所においても、産業医による保健指導・健康相談が可能となるよう、国の委託を受けて「八王子地域産業保健センター」が、平成9年に開設されました。
「八王子地域産業保健センター」は、八王子労働基準監督署管内(八王子市、日野市、多摩市、稲城市)の労働者50人未満の事業場を対象として、産業保健サービスを無料で行っています。八王子市医師会が中心となり、上記4市医師会に所属する産業医が協力して事業を遂行しています。
~守秘義務は厳守いたします~
1.常設窓口.健康診断の結果についての医師の意見聴取
健康診断の結果、異常の所見を有すると判定された労働者のみ対象
2.訪問相談.長時間労働者に対する面接指導
時間外・休日労働時間が1月当たり80時間を超えた者、あるいは会社または事業場の基準を超えた者で、疲労の蓄積が認められる労働者に対する面接指導
※労働者からの申し出が必要となります
3.高ストレス者に対する面接指導
ストレスチェックの結果、高ストレスであり、面接指導が必要であるとストレスチェックの実施者が判定した労働者に対する面接指導
常設窓口
八王子市医師会館にて毎週木曜日の午後1時から3時まで開設